あれから
ちゃんと、genは病院に行ったらしい
帰るなり、
「俺、1週間ばかし入院してくるワ」
え〜〜
なんで?
「肺炎になりかかってるらしい」
心配する私に、
「なぁに 直ぐ退院出来る
✉️も出来るしなぁ😘」
まあ 入院した方が安心だし、
ちゃんと治療もして貰える
🍺も飲まないだろうし・・
「ちゃんと養生しなさいよ」
それから・・
genの✉️は、毎日🏥から届いた
私は、出勤前も✉️した
「行ってくるわー」
「気をつけて行けよ!」
「うっすら雪が降ってるよ」
「滑るなよ」
「ただいまー」
「おっ帰ったか!お疲れ」
なかなか、genは退院しなかった
「熱どう?」
「下がったんだけどなー」
なのに、退院しなかった
それから間もなくだった
✉️
「◯◯ (私の名前) 俺 白血病なんだ」
毎晩、genは缶ビールを飲むらしい
ちょっと酔っ払って
◯◯〜っ(私の名前)と、
叫んで✉️してくる時もあった
その頃は、
チャットのハンドルネームじゃなく
名前を知らせてた
向こうは相変わらず、genのままだった
私はお酒を飲まない
それでも夏の暑い夜は、
ちょっとだけ、ぐびっと飲みたくなる
缶ビール350mlなんて飲んだ時には、
もう大変
鬼がわら👹になるらしい
気分も大きくなって、
「🍺飲んでる〜」
そしてら、
予想通りすかさず📱してきた
「◯◯〜っ」
「なによ〜」
フワフワしながら会話するのも楽しかった
けど、genの声はいつも小さい
?
私「聞こえないよ」
gen「布団かぶってるんだ」
?
どうやら、別部屋の嫁にバレないよう
布団かぶってかけてくるらしい😄
チャットやメールは、黙って出来るけど
さすが電話は無理だわナ
布団かぶったgenと話すのも、面白かった
「なんでgenなん?」聞いた
「あのな、
genって うちの犬🐶の名前だ」
コソコソ言うから、余計笑えた
そんなある日、
✉️で、
「俺、体調悪いんだ
おかしい 微熱がずっと下がらん」
え〜〜
「早く 病院行きなさいよね」
「そうする」
風邪だと思ってた
初めて聞いたgenの声は、
携帯の留守電に入っていた
ボソボソ・・
何度も聞いて
やっと聞き取れた
genです・・と
ほぉー 案外シャイ
緊張感が伝わってきて
何度聞いても笑えた😆
それからも、携帯✉️と
2人チャットは続いた
そんな時、職場の親睦日帰り旅行で
USJに行った
行くのよー
そうかぁ〜楽しめよ
当日、賑やかに楽しんでた
そしたら、genから✉️
昼休憩にUSJの前まで車で来てる
実は、会社から近いんだ
このゲート中に、お前居るんだなぁと
😨
はぁ〜?
困った どうしよう
当時、遠目の写真しか送ってないし
何万人も出入りするゲートで
見つかる筈もないのに😄
🚌まで
何故かドキドキ コソコソ移動した
乗り込んで
思った
ヤレヤレ💦